3番 雲松山 鶴満寺
2007年 02月 10日
ご詠歌
なにわ江の
昔ながらの 鶴満寺
今も変らぬ 法のみ光り
宗 派:天台真盛宗
本 尊:阿弥陀如来(本堂)
子安観世音菩薩(観音堂)
ご本尊は慈覚大師の作といわれる阿弥陀如来
伝・定朝作の地蔵菩薩が安置されています
西国33 秩父34 坂東33各霊場の
計百体の観音像が祀られています
新西国33ヶ所霊場のご本尊 子安観音菩薩もここに安置されています
子安観音は霊元法皇の皇子・勝ノ宮の安産を祈願し
新大納言お局が刻まれた聖観音像です
入母屋造の屋根の上には八角形の楼閣という とても印象的な建造物です
高麗時代初期に製造された朝鮮銅鐘です
国の重要文化財の指定をうけています
山口県普済寺の土中から掘り出され
毛利藩より寄進されたものだそうです
可愛らしいオブジェが整然と並んでました
江戸中期 隆盛を誇った鶴満寺には
たくさんのしだれ桜が植えられていて
大坂近郊有数の桜の名所であったそうです
上方落語にこのお寺の桜を題材にした「鶴満寺」というお噺があります
・・・花見の時期 寺を留守にすることになった和尚さん
留守を預かる寺男に
酒飲み騒ぐような輩は 決して境内へ入れないようにと
強く言い聞かせ出掛けます
さっそく寺男の知り合いが 花見をさせろとやってきて
寺男もはじめは断るものの 心づけを渡され
ついつい入れてしまいます
揚げ句 一緒になってドンチャン騒ぎを始めてしまうのでした
・・・というお話
境内はその後一変 しだれ桜も失われて今はもうありません
さて最後に
天神橋筋商店街を南下し 大阪天満宮を目指します
by massira
| 2007-02-10 08:34
| 巡礼/新西国